一般貨物自動車運送事業の許可(緑ナンバー)を取得する為には、法令試験に合格しなければなりません。
そんな重要な試験であるにも関わらず、試験の概要についてよく知らないという事業者の方も多く見受けられます。
この記事では、重要な法令試験の概要や疑問点を徹底解説します。
それでは確認していきましょう。
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緑ナンバーを取得する為に必要な法令試験の全体像
法令試験に不合格になると再試験となり、再試験でも不合格になると申請を取り下げる必要があります。
そうなってしまうと事業計画にも大幅な見直しが必要となりますし、その分営業所や車庫の固定費でどんどんお金が無くなっていってしまいます。
必ず2回以内に合格できるように、しっかりと準備して挑みましょう。
まずは、法令試験の全体像を確認していきます。
誰が法令試験を受験する必要があるのか?
法令試験の受験資格ですね。
一般貨物自動車運送事業の法令試験は誰でも受験できるわけではありません。
頭のいい従業員にとりあえず受験させる手段は使えませんね。
それでは誰が受験できるのか確認してみましょう。
法人で申請した場合
登記されている常勤役員となります。
登記されていなければ受験することはできません。
個人事業主で申請した場合
申請された個人事業主の方のみです。
法令試験の日程
法令試験の実施時期は、申請後の奇数月となります。
1月・3月・5月・7月・9月・11月(年6回)
例えば、4月に申請すれば5月に試験。
5月に申請すれば7月に試験となります。
5月に試験を受験して不合格だった場合、次回は7月となりますので、不合格だった場合のリスクはかなり高いですね。しっかりと対策をしておきましょう。
法令試験の内容
貨物自動車運送事業法施行規則
貨物自動車運送事業輸送安全規則
貨物自動車運送事業報告規則
自動車事故報告規則
道路運送法
道路運送車両法
道路交通法
労働基準法
自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年2月9日労働省告示第7号)
労働安全衛生法
私的独占の禁止及び公正取引の確保の関する法律
下請代金支払遅延等防止法
出題30問(※合格24問)
多少言い回し方が違っても対応できるように、しっかりと本質を理解しましょう。
法令試験の合格率

まとめ

法令試験に合格する為には、地道に過去問を解いてしっかりと内容を理解するしかありません。
また、一般貨物自動車運送事業の許可を行政書士に依頼するのであれば、ある程度の過去問対策もしてくれる事務所を探す方がいいでしょう。